釣り具の見極め方。竿とリール、ルアー

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"釣りで大切なのは道具です。
もちろんそのほかにも大切なものはあるのですが、ほかの趣味に比べて道具が占める比重は高い方でしょう。
そこで釣りの主要な道具の「竿」「リール」「ルアー」の3つの選び方をご紹介したいと思います。

いい竿の選び方

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釣りはその方法がじつに多種多様な遊びです。
いい竿選びも、どんな釣り方をしたいかによって変わってくるのです。
そこで、竿選びの第一段階は自問自答することから始まります。

「何を釣りたいか」

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凍った氷の上でワカサギを取りたいのか、川で小さなイワナを標的にするのか、はたまた大海原で巨大マグロに挑戦するのかで、竿の長さや太さ、材質などが変わってきます。
近所の学校に通うために原付バイクを買うのか、アフリカの砂漠を走破するために本格4WDを買うのかぐらいの違いがあるでしょう。

「どんな釣り方がいいのか」

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海でか川でか、エサ釣りかルアーかフライフィッシングかという方法で竿もまったく違ってきます。
竿にも「磯竿」「落とし込み竿」「のべ竿」「投げ竿」「ルアー竿」など各種ありますので、まずは自分が何をしたいのかを決めることが先決になるでしょう。

「竿にかけられる予算はいくらか」

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安価なものなら数千円からあるですが、職人が丹精込めて制作した数百万円もする竿もあります。
自分がどのくらいのお金を出せるのか、また求める性能がどれくらいなのかをよく考えて買いましょう。

「こだわりがあるか」

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最新機種が欲しい、どこどこのメーカーのものがいい、あのフィッシングプロと同じものがいい、などこだわりがあればそれも考慮に入れましょう。
釣りは趣味ではあっても、それをなくせば人生を失ったと同じくらいの重要度で考えている人も多いものです。
せっかくこだわりがあるなら、多少の値段なら妥協しないで欲しいものを手に入れたいものですね。

この4つの質問に答えを出せば、欲しい竿がかなり絞られてくるでしょう。

いいリールの選び方

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釣り道具の中でも日進月歩で進化しているのが、このリールです。
メカニカルな分、こだわりを持つ男子も多いと思います。
しかし、有名なリールや宣伝でよく見かけるリールだからいいということにはならないのです。

いいリールを選ぶには「竿」と「糸」とのバランスが重要です。
近所の学校へ通学するのに大型ダンプに乗ったら、小回りも利かず駐車場所には困り経費ばかりかかってどうしようもありません。
同様に、サヨリのような小型の魚を狙うのに大型で重い竿と太い糸をブン回しても疲れるだけです。
釣りの目的に合わせた竿と糸を選べば、最適のリールのサイズも決まってくるのです。

いいルアーの選び方

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いいルアーの選び方も、目的によって変わってきます。
ルアーは魚に「エサだ!」と思わせて食いつかせる騙しのテクニックです。
ですから、普段昆虫ばかり食べている魚を釣るのに、小魚の形を模したルアーを流しても釣ることはできないのです。
どの魚を騙すのか、を決めなければなりません。

ルアーは水の中のどれくらいの深さで漂うかという設計もなされています。
水面に近い表層を漂うルアー。
もう少し深い中層を漂うルアー。
そして海底や川床近くまでいくルアー。

ターゲットとする魚がどこで食いつきやすいかを予測してルアーを使い分けるのも、釣りのだいご味のひとつです。
釣りは騙し合いなので、まんまと引っ掛かってくれればこちらの勝ちということになります。
そのための釣り道具選びから勝負は始まっているといえるでしょう。

いずれにしても重要なのが、釣りのターゲットと方法、そして道具同士のバランスです。
相手に申し分ない魚と出会えれば、釣りも手ごたえのある楽しみになるのです。
そのためにも竿とリール、そしてルアー選びに余念がないようにしましょう。"

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