沖釣りでおすすめの魚種5選

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"本格的な釣りといえば沖釣りです。
舟に乗ってポイントまで行っての釣りはまた格別なものがあります。
揺れや船酔いもなんのその、釣れた時の喜びや達成感にはかないません。
では、沖釣りで狙い目の魚種5つとその食べ方もご紹介しましょう。

海釣りの王者マダイ

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せっかく海に出て釣りをするなら、買えば高い高級魚を狙いたいと思うのは自然です。
そこでマダイです。
大きくなれば1メートルを超えるものもいますので、そのクラスのものが取れればお祝いものです。
実際、マダイはお祝いごとにも使われる縁起のいい魚とされていますので、釣りに渋い顔をする家族も喜んでくれるかもしれません。

マダイを釣り上げた時のお勧めの食べ方は、まずはなんといっても刺身でしょう。
釣り立ての船上で食べるなら、マツカサ造りがお勧めです。
皮のままでお湯をかける湯引きを行ないます。
すぐ氷水に入れ熱を取り、刺身に切っていただきます。

我慢勝負のヒラメ

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普通の魚屋さんでも売っているポピュラーな魚で、料理法もたくさんあるので喜ばれます。
エサの食い込みが遅いのが特徴で、くわえてから飲み込むまで時間がかかります。
その間に焦って引くと負けなので、我慢が必要な魚なのです。
くわえたとわかっても抵抗を与えず、波による上下さえ感じさせてはいけません。

静かな勝負となるヒラメですが、逆にビギナーズラックも多いようです。
釣り初心者がやる気を出すにはいい魚種なのかもしれません。

ヒラメを釣り上げた時の食べ方は、正攻法では刺身です。
ただ淡白な白身魚なので、あっさりしすぎているという向きにはムニエルや塩焼きなどがいいでしょう。
ムニエルはバターを加えて焼くために、こってりしたバターの香りとあっさりしたヒラメの身が対照的で実に美味しいのです。

出世魚のワラサ

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ワラサとは、ブリのことです。
ブリの一歩手前の少し小さめのものをワラサと呼んでいます。
竿を上げ下げして誘う釣り方が楽しいのです。
竿をキーパーへ置きっぱなしにする置き竿も楽でいいのですが、竿を海面近くまで誘い下げるとググッと食われる感触がたまりません。

ワラサは基本的にブリと一緒ですから、食べ方もブリに倣えばいいのです。
新鮮な刺身を堪能したら、あとは照り焼きや竜田揚げ、カルパッチョなどなんでもござれです。
釣り上げ後24時間ほど経ってから解体すると身が熟成されてい美味しいのだそうです。

各種調理法でおいしくいただけるイカ

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イカ釣りはイカ釣り漁船に任せてはいけません。
楽しいことこの上ないのです。
沖釣りで釣れるイカには、ヤリイカとスルメイカがあります。

この両方が一度に取れるケースがあるのです。
そういう場合、スルメイカは水深の比較的浅い中層を、そしてヤリイカは底層にいるのです。
どちらかを狙うなら、その層の違いから狙えるのが面白いです。

イカが釣れたら食べ方はみなさんいろいろご存知と思います。
定番の刺身に焼きイカ、また揚げ物やサラダ、煮物、あえ物となんでも楽しめます。
イカ刺しをショウガ醤油に大根おろしを添えていただくと、実に絶品です。

駆け引きが楽しいシーバス

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引きの強さが釣りのだいご味というのがシーバスです。
大きくなると1メートルもの体長になるシーバスは、掛っても簡単には上がりません。
強烈な引きを伴いかなり暴れるのですが、腕力で引き切ろうとしてはいけません。
ある程度暴れるままに泳がせて、体力が落ちてきたら徐々に引いていきます。

引き過ぎると糸を切ることもあり、慎重に。
一歩一歩丁寧に手元に引き寄せることで勝利を確実なものにしていきます。
恋愛も同じですが、一気に決着をつけようと焦るとしくじるのです。
そのあたりの駆け引きが釣りの楽しさでしょう。
シーバスは淡白な白身魚ですので、バター焼きやムニエルなど洋食にじつに合う美味しい魚なのです。

やって手ごたえのある釣りをして、美味しくいただけるなら、なにもそれ以上言うことありませんね。"

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