釣ったけれどブラックバスって食べられるの?おいしい食べ方とは

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"釣りキチ少年たちが血道をあげるのがバス釣りです。
特に狙い目はブラックバスという種類の魚。
淡水魚なので海が近くにない人でも身近に楽しめるのがいいところです。
また、好奇心旺盛で仕掛けやエサが合うと食いついてくれるのが楽しいのです。

しかし、食べるとどうにも臭くてダメだ、と言われます。
せっかく釣ったのに食べられないなんて残念ですね。
でも釣り人の中には調理法を工夫してチャレンジしている人もいるようです。
臭いといわれるブラックバスを食べる方法をご紹介しましょう。

ブラックバスのムニエル

釣りキチ少年たちの大好きなブラックバスは、体の表面を覆う粘液がとても臭い匂いを発します。
そこで、ブラックバスを食べるには、この粘液を洗い流すのが必須でしょう。

釣り上げたブラックバスの汚れを水で洗い流します。
次に粘液の処理方法です。
体表全体を小麦粉で包んで5分間待ちます。
この時間の間に小麦粉が粘液を吸収してくれるのです。

小麦粉をまぶしたままでウロコを小麦粉とともに掻き取ります。
その後、流水で洗い流してください。
その後、頭と尾を切り、三枚におろします。
その際、皮は剥がないほうが美味しいようです。

再び小麦粉をまぶし、オリーブオイルとバターでフライパイの上で焼いていきます。
焼き色をみながら普通のムニエルと同様に仕上げます。
カリカリに焼いた皮がとても美味にいただけます。
体表の粘液をいかにこそげ落とすかがコツとなるのです。
こうしてせっかく夫や息子が釣り上げたブラックバスを無事食卓に並べることができるのです。

ブラックバスの燻製

釣り人はキャッチ&リリースをする人もいれば、キャッチ&イートをする人もいます。
どちらもそれぞれの流儀なので、いい悪いはいえません。
ブラックバスの場合、臭さの原因は腹の中の浮き袋の付け根にある脂だという人もいます。
それされ取れればブラックバスは実に美味しい魚だというのです。

釣りキチはとにかく大物が釣り上げられればそれで嬉しいのですが、待っている家族は美味しい魚が食べられなければつまらないものです。
そこで、匂いがキツイといわれる大型のブラックバスでも美味しく食べられる方法をご紹介します。
それが燻製です。

釣りは好きでも燻製のような趣味はないかもしれません。
でも、楽しい釣りを続けるには家族の理解は欠かせません。
そのためにも家族に釣りのメリットを感じてもらうためなら、燻製の技術を学ぶくらいいいのではないでしょうか。
40センチを超えるブラックバスともなると独特の臭みがキツクなるものです。

釣り上げたブラックバスのウロコを取り、三枚おろしにします。
頭を取る際に注意が必要です。
ここでズバッと切断してしまうと内臓も一緒に切れてしまいます。

そうならないように、上半分はザクッと切っても、下半分は身の周囲に切れ目を入れるだけにして、手で頭と胴体を離していきます。
そうすると頭に内臓がついて出てくるので取りだします。
次に内臓がなくなった胴体の内側を水洗いします。

三枚におろして3つに切り離したら肋骨をスライスして切り離します。
こうすると、肋骨の内側にある臭い脂分も一緒に取れてしまいます。
また、皮の下の皮下脂肪も臭いので、皮も引いて取ってしまいましょう。
こうして釣り人たちの間で「臭い」と評判のブラックバスも美味しくいただけるのです。

中華鍋に金属網を置き、網の下で木片チップを燃やしてそのうえで燻製にしてみましょう。
燃やすチップの種類を工夫したり、乾燥したハーブを加えたりといろいろ試してみるのも面白そうです。
せっかく釣り上げたブラックバスが美味しいなら、釣りも楽しく食べておいしいと一石二鳥なのです。
家族に何をいわれても釣りライフはやめられないわけです。"

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