釣りが趣味の男の人って、どう思う

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"釣りキチにとっては、とにかく寝ても覚めても魚のことで頭がいっぱいです。
もちろん仕事もしっかりこなし、家族を愛する人も多いのですが、「優先順位は?」と聞かれれば当然のごとく「釣り!」ということになるのです。
ここで微妙な立場に置かれるのが付き合っている彼女です。
あまりにも「釣り!釣り!」ともなれば、「あたしと魚とどっちが好きなの?」と聞きたくなってしまう気持ちも当然でしょう。

では、思いもかけず釣りキチ男子に恋してしまったら、どんな点に気をつければいいのでしょうか。
いくつかのタイプ別にご紹介しましょう。

べったり女子は覚悟が必要

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とにかく誰かと付き合い始めたら、とことん一緒にいないと気が済まない女子もいるものです。
一緒にいられないのはトイレと共同風呂くらいという感じです。
アツアツでいいのですが、釣りキチの釣りに帯同するとなるとかなりの覚悟が必要かもしれません。

釣りはとにかく朝早いことが多いのです。
魚がお腹をすかしている時間にこそ、入れ食い状態になるからです。
普段、休日ともなると昼近くまでうつらうつらするのが大好きな女子にとっては、午前3時に迎えに来られるとなるとそうとうキツイでしょう。

また釣りの現場はハードです。
防波堤や山奥にトイレはありませんし、紫外線も容赦なく降り注ぎます。
もちろんハイヒールを履いていくなど不可能。
疲れたら車内で昼寝することになるでしょう。
釣りキチと付き合うには、ヘビーデューティになる必要がありそうです。

家待ち女子は辛抱が必要

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釣りキチを「いってらっしゃい!」と送り出す家待ち女子にとっても、辛抱は必要です。
寸暇を惜しんで海に池に通い詰める釣りキチは、仕事で疲れていようがとにかく糸を垂らさないと収まりません。
運よく入れ食いともなれば時間がたつのも忘れて魚を上げ続けます。
挙句の果てに帰ってくれば、すでにぐったり。
あっという間に寝息を立てているでしょう。

また、大漁ともなれば釣り仲間を連れて帰り、家でドンチャン騒ぎになります。
今日の収穫を味見しようと刺身に鍋にとなりますが、当然お酒も進みます。
魚と格闘して疲れている連中はあっという間にダウン。
翌朝送り出すまで女子に苦労がかかるのです。
こんなわがままな釣りキチに付き合っていくには、相当の覚悟が必要でしょう。

釣りキチカップルは上手に使い分け

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男と女の釣りキチ同士が意気投合して恋愛関係になることもままあります。
それはそれで話の合う同士が好きあったのですから、なんともうらやましい限りです。
ただし、釣りに対する姿勢や趣向が必ずしも合うとは限らないことは思いにとめておきましょう。

大切なのはライバルとしての視線とカップルとしての視線を上手に使い分けることです。
腕や道具に差が出てくると、どうしても見下す思いや引け目を感じることがあるものですが、そういう感情を恋愛関係に持ち込まないことです。
同士としての時間と男女としての時間をお互いが意識して使い分けできれば、長続きするカップルでいられるでしょう。

お互いに尊重しあえなくなると難しい感情が芽生えてきがちです。
「最近、お前付き合い悪いな。高い竿が泣いてるぞ」
「仕事が忙しいんだから仕方がないでしょ」
「お前が寂しそうだったから釣られたふりをしてやったのに」
「あんたこそ、あたしのことをルアーでひっかけたくせに」
なんてことにならないようにしましょう。

趣味にかける費用や時間でどうしても家族が二の次になりがちで、家族から冷たい視線で見られる仲間が多い中で、お互いに理解しあえる関係はうらやましい限りです。
ですから、その貴重な関係が維持できるような知恵を持っていたいものですね。
釣りキチとの恋愛は一筋縄ではいきません。
でもいい人が多いので、ぜひ見捨てないでくださいね。"

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