デートで釣りを楽しむ方法

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"カップルで楽しむ釣りデートは、釣りキチにとって極上の一日です。
だって大好きな釣りと彼女と、両手に花なんですから。
ただし、注意しないとどっちつかずになってしまう危険もそこには潜んでいます。
「もう、いや!」と彼女からはそっぽを向かれ、「そんなんじゃ食わねえよ!」と魚からはバカにされかねないからです。
そこで、3パターンの釣りデートのコツを考えてみましょう。

自分が釣りキチで相手がしろうとのデート

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この場合、自分が釣りで頭一杯にならないことがコツでしょう。
相手はしろうとなので、相手のレベルに合わせてあげます。
メインは相手、またはデートであって、釣りはあくまでもサブという意識が大切です。

まずは出かける前に、どんな体験をすることになるのかテレビ番組やDVDを見てもらい、イメージしてもらいましょう。
見ながら相手の苦手がわかったら、無理強いしないのが大切です。
虫が嫌い、海が怖い、日焼けが苦手など相手にあわせてあげましょう。

相手が見ているだけで竿は持たないのであれば、飽きさせない工夫は必要です。
「自分のことより魚が好きなんじゃない?」という思いを持たせないなら、長続きするでしょう。
相手がしろうとであっても竿を振ってみようと思う場合は、なんとか成果が上がるように助けてあげることです。
なんといってもデートなんですから、その日は自分の釣果は最初から期待しないことです。

仕掛けを作る、糸絡みを解決する、釣った魚をさばくといったところで腕前を見せられれば、相手の評価は高くなるでしょう。
「普段と別人ジャン!かっこいい!」と思わせたら、次のデートも確実になってきます。
釣りデートは自分のデキる姿を見せる晴れ舞台なのです。

相手が釣りキチで自分がしろうとのデート

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その日は相手のマネージャーに徹するのがいいでしょう。
自分は何も知らないし、竿も持たないのであれば、そばにいて手助けしてあげるのがいいのです。
特に女子なら、あれこれ面倒を見てあげることで女子力がアップします。
「けっこう女の子らしいんだね」と言わせたら最高ですね。

話に付いていけるように釣りに関する基礎知識を知っておくのも大切です。
海や川といった現場でいちいち「ロッドとは何か?」「ルアーとは何か?」と説明させるのは疲れさせてしまいます。
では、どうやって基礎知識を得るのでしょうか?
もちろん、事前のデートで彼から教えてもらうのです。

「ねえねえ、教えて!」と少し甘えてみれば、たいていの男は喜んで教えてくれるでしょう。
彼のこれまでの釣果の写真や道具を見せてもらうのも楽しいものです。
そこに女の子が写っていても嫉妬しないようにしましょう。
単なる釣りガールというだけなのかもしれません。

自分も彼に教えてもらいながら竿を持つのであれば、釣果を気にしないのがコツです。
特に負けず嫌いで熱くなりやすいタイプなら、「今日はトレーニングだから」と自制するようにしましょう。
間違っても彼を相手に釣りの勝負を仕掛けたりはしないでください。
かわいい彼女でいるのが、デートではいちばんです。

両者とも釣りキチのデート

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両者とも釣りキチがデートで竿を振るとなると、目的を見失わないことが肝心です。
入れ食いで嬉しくなり過ぎて相手を忘れてしまうと、がっかりさせてしまうかもしれません。
相手はたいした釣果もないとなれば、負けた……と思わせてしまい、あいつとはもう一緒に行かないとなってしまうからです。

また、釣りに対するこだわりや姿勢のズレからケンカになる危険にも要注意です。
どっちをとるか、と思わせてはいけません。
こいつといると釣りが楽しめる、と両者とも思えるようにしたいものです。
竿を持っている間は仲間として相手にそれなりの敬意をもって接しましょう。

釣りデートは好きな趣味をしながら好きな人といられる、という極上の幸せをもららしてくれます。
誰でも楽しめるわけではないことを覚えておきましょう。"

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